中国渡航で必須!WeChat Payの登録方法、クレジットカード連携、実名認証を詳しく解説
中国では現在、飲食店や交通機関はもちろん、屋台や観光地でも現金を使う機会が減り、スマホ決済が主流になっています。その中でもWeChat Payは、日常生活から旅行中の支払いまで幅広く利用されており、登録しておくことで中国での滞在が格段に便利になりますよ。
本記事では、「どうやって登録するの?」「日本人でも問題なく使えるの?」と迷っている方に向け、2025年最新の情報を基に、WeChat Payの登録方法、クレジットカードの連携、実名認証の手順、店舗でのWeChat Payの使い方まで、写真付きで分かりやすく解説していきます。ぜひ最後までご覧くださいね!
中国2大決済アプリの二つ目、「Alipay」も使用したい場合はこちらの記事で解説しています。
目次
WeChat Pay(微信支付)の登録方法
①WeChatアカウントを新規作成する
WeChat PayはWeChatアカウントを作成すれば、日本人でも簡単に使用できます。
まずApp StoreまたはGoogle Play Storeから「WeChat」アプリをダウンロードしましょう。「Wechat」と検索に入れると出てきます。

アプリを開いて「モバイルで登録」をタップします。

氏名、地域、携帯番号、パスワードの順に入力し、利用規約にチェックを入れて「次へ」をタップします。アバターがあれば写真アイコンをタップして登録しましょう(後からでも登録できます)。

「開始」をタップして、セキュリティー認証に進んでください。

セキュリティー認証が完了すると、先ほど入力した携帯番号に認証コードが届きます。確認コードに入れて「送信」をクリックします。

下記のようなチャット初期画面が表示され、これでアカウント登録は完了です!

②WeChat Payを有効化、実名認証、クレジットカードを登録する
WeChat Payを有効化する
アカウントを作成したら、WeChat Payを有効化します。
チャット画面の右上[+]にあるアイコンをタップし、一番下の「マネー」をタップしてください。


Payment User Service Agreementにチェックを入れて、「有効にする」をタップします。

WeChat Payの実名認証を行う
「Add a Card」のポップアップが表示されます。タップすると「実名認証」の画面に進みます。ちなみにWeChat Payを上限なしで使うには、本ステップの実名認証のほか、後述するパスポート写真と顔写真のアップロードが必要となります。少額であれば「実名認証」とクレジットカード連携だけで決済可能らしいので、試してみるといいですね。

使用規約(Service Agreement and Privacy Policy)下の「同意」をタップすると、「身元情報」画面に移ります。「IDタイプ」でパスポート(Passport)を選択し、全ての情報を入力したら「次へ」をタップします。

WeChat Payにクレジットカードを連携する
「カード番号」欄にクレジットカード情報を入力し、「カードの種類」を選択したら次へ進んでください。連携可能なカードは、VISA、マスターカード、ダイナーズクラブ、ディスカバー、JCBです。

続けて「Validity(有効期限)」「CVV Code(セキュリティーコード)」を入力すると、「携帯電話番号の確認」画面に移ります。
携帯番号を入力し、「コードを取得」をタップすると、ショートメッセージで6桁の確認コードが届くので、入力して次へ進みます。
お好きな6桁の「支払いパスワード」を設定します。このパスワードは、実際のWeChat Pay支払いの際に必要となるため、忘れずに覚えておきましょう。次の画面で「Got it」をタップすれば、WeChat Payの有効化とクレジットカード登録は完了です!

もしこのような画面が出たら、「わかりました」をタップしてください。タップすると支払いに使用するバーコードとQRコードが表示されます。

パスポート写真と顔写真をアップロードする
パスポート写真をアップロードする
トップ画面に戻り、パスポート写真をアップロードします。上の図(「わかりました」をタップする画面)の左上にある<をタップしていくと以下のようなWeChatツールバーが出てくるので、「チャット」をタップしてトップ画面に戻ります。

ステップ①:「Weixin Pay」から「Passport photo to be uploaded」という内容のチャットが来ていると思うので、そのチャットをタップします。
ステップ②:「Upload now」をタップします。
ステップ③:「Upload ID Photo」画面が開いたら、下の「Upload」ボタンをタップしてください。
ステップ④:「Upload Passport Photo of..」の画面が開いたら、下の「Upload photo of passport info page」[+]アイコンをタップします。
ステップ⑤:カメラが起動したら、パスポートの顔写真があるページを開いて撮影し、「写真を使用」をタップします。
ステップ⑥:パスポートアップロードに成功すると「ID photo uploaded. Please complete face varification.」という画面に変わるので、「Next」ボタンをタップしましょう。
顔写真をアップロードする
ステップ⑦:「Face Varification」画面で「Verify」ボタンをタップします。
ステップ⑧:カメラが起動し、丸いカメラレンズが現れるので、その部分に自分の顔を入れてください。良い位置に入ると、自動で顔認証が完了します。「Face varification completed. Your ID information is under review.」という画面が表示されるので、「Done」をタップしてアップロード終了です。
画面上の英語メッセージにもあるように、審査には1日かかりますと言っていますが、早ければ数分で審査完了するようです。
WeChat Payの使い方
スクリーン右上にある[+]アイコン →「マネー」とタップするとQRコードが表示されます。

QRコードの下に「Default Payment Method」という欄があるので、タップして登録済みのクレジットカードを選択すれば準備完了です。
WeChat Payを利用して実際の店舗で決済する場合、以下3つの支払方法があります。

①バーコードリーダーでバーコードを読み取ってもらう
お店にバーコードリーダーがある場合、お店の人にバーコードを読み取ってもらい、支払います。

②QRコードリーダーにQRコードをかざす
スーパーマーケットや路上の屋台では、QRコードをお客自らQRリーダーにかざし、支払うことが多いです。

③お店に置かれたQRコードをスキャンし、金額を入力して支払う
下のツールバーから「発見」をタップし、「スキャン」をタップします。

お店に置かれたQRコードを読み取ると、金額を入力できる画面に変わりますので、金額を入力して「付款」ボタンを押してください。「支付成功」という画面に移ったら支払い完了です。

WeChat Payの利用手数料
WeChat Payでは、海外のクレジットカードを利用した場合、支払い金額が200元以上になると3%の手数料がかかります。200元未満の場合は無料です。
前述の3%はWeChat Pay側が徴収する手数料ですが、それに加え、VisaやJCBなどカードブランドの為替手数料(約0.5%)や、日本のクレジットカード会社が定める海外事務手数料(カード会社によって異なる、約2%)がプラスされます。
手数料を抑えたい場合は、ホテルや大きなレストランなど、クレジットカードが使える場所はクレジットカードで直接決済することで、少なくともWeChat Pay側の手数料を節約することができますね。
最後に
WeChat Payの登録、クレジットカード連携、そして実名認証までの手順を詳しくご紹介しました。設定に少々手間はかかりますが、一度設定してしまえば、中国滞在中の支払いが驚くほどスムーズになります。この記事を参考に、準備を整えて安心して中国へ渡航してくださいね!
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