【上海・田子坊完全ガイド】レトロな路地裏で雑貨&グルメ巡り
上海の人気観光スポットといえば外灘や豫園が有名ですが、もう少しディープな上海を味わいたいなら「田子坊」は外せません!
古い面影を残したレンガ造りの路地裏には、個性的な雑貨屋やおしゃれなカフェがひしめき合い、どこを歩いても新しい発見の連続!ふと角を曲がれば、アートな看板や隠れ家のようなバーがひょっこり顔を出します。
この記事では、田子坊の楽しみ方をギュッと詰め込んだ完全ガイドをお届けします!
目次
田子坊ってどんなところ?
田子坊は中国語で、「ティエンズファン(TianZiFang)」と読みます。
もともとは石庫門(シークーメン)建築の古い住宅街でしたが(観光地となった現在も地元民が普通に住んでます)、2000年代に地元アーティストたちがギャラリーやアトリエを開き始めたことで、注目されるように。
その後、個性的な雑貨店やカフェが次々とオープンし、現在のようなアートとレトロが融合したユニークな路地裏が完成しました。
迷路のように入り組んだ細い路地には、ローカル感あふれるお店からエキゾチックなブティックまで、たくさんのお店が詰まるように並んでいます。

田子坊おすすめのお土産
田子坊には個性的でセンスのいいグッズがたくさんあります!せっかく訪れたなら、ここでしか買えないユニークなお土産をゲットしましょう。
①アート系グッズ
田子坊はもともとアーティストたちが集まった場所。上海をモチーフにしたポストカードやポスター、ハンドメイドのアクセサリーなど、ここならではのアート系アイテムが豊富に揃っています。
漫画系やアート系などそれぞれのスタイルで似顔絵を書いてくれるお店もあるので、興味のある人は探してみてね。似顔絵屋さんは奥の方にあります。



②中国茶&茶器
田子坊には可愛いパッケージのウーロン茶や紅茶、ジャスミン茶が売られていて、お土産としても喜ばれます。
例えば下の写真の箱は一見するとタバコのパッケージみたいに見えるんですが、実は全部お茶!

お店によっては試飲サービスもあるので、色んなお茶をじっくり味わいながらお気に入りの1パックを選ぶことができます。

もちろん、豫園でよく見かけるような伝統的なお茶屋さんもあります。茶器専門店ではミニサイズの急須や茶杯も販売されているので、セットで買って本格的な中国茶タイムなどいかがでしょうか?

③チャイナモチーフの雑貨
パンダグッズやレトロな上海デザインのトートバッグ、漢字入りTシャツなど、ちょっとユーモアのあるチャイナ系雑貨も人気です。例えば下の写真はチャイナライター。他にもチャイナトランプやチャイナ置き物などがありました。


賑やかなデザインのマグネットやステッカーは種類も豊富で、手軽でおしゃれなお土産になりますよ~。

④ハンドクリーム
上海土産として有名な「雪花膏(シュエホアガオ)」は、田子坊でも手に入るおすすめアイテム!レトロな缶に入ったこのハンドクリームは、もともと老舗ブランド「上海女人」から販売され、今も地元の人々に愛されています。
しっとりとした使い心地と、どこか懐かしい優しい香りが特徴で、「老上海」の雰囲気漂うおしゃれなパッケージもいい感じです。


⑤ハンドメイド石鹸&香水
オーガニック系やハーブを使ったハンドメイドソープや香水も、田子坊の隠れた人気アイテムです。扱うお店の数も多いため、路地の至る所で良い香りがふわっと漂い、思わず足を止めてしまいます。
バリエーションも多く、例えば下の写真はハンドクリームのように塗るタイプの香水です。

石鹸屋さんには大きなレンガのようなハンドメイドソープや、星座ごとに色や成分が違う石鹸も売ってました。

旅の記念に、ぜひお気に入りの香りを見つけてみてください。お土産としては特に女性におすすめです!

⑥上海スイーツ
お菓子系のお土産なら、上海名物「蝶々パイ(蝴蝶酥)」をチェック!
サクサク食感とバターの濃厚な香りが広がる「蝶々パイ(蝴蝶酥)」と言えば「国際飯店」のものが有名ですが、田子坊にも様々な味のラインナップが揃っています。カラフルなものや、ビスケットの半分にチョコレートコーティングを施したもの、お土産用にラッピングされたものなど、中国茶と一緒にお土産にしても喜ばれますね!

また、80〜90年代の駄菓子を懐かしむ人には「大白兎(ダーバイトゥ)」ミルクキャンディが大人気!マンゴー味、ミント味、コーン味、ワサビ味(⁉)など、ミルク味以外にも十種類以上フレイバーがあります。
お土産用に可愛くパッケージ化された商品もたくさんありますよ。

田子坊のグルメ
田子坊では、本場の上海グルメや屋台点心(小吃)が気軽に楽しめます。以下に代表的な屋台グルメを紹介するので、食べ歩きしながら、ディープな上海の味を堪能しましょう!
①小籠包 & 生煎(焼き小籠包)
小籠包は有名すぎてもう解説する必要なし!生煎(焼き小籠包)とは、小籠包より大きめ、多めの油で底をカリッと焼いた、噛むとスープがジュワっとあふれる、中国B級グルメの代表的存在です。昨今は親指ほどのミニ生煎(拇指生煎)も見かけるようになりましたが、ミニは肉汁の醍醐味がないので、大きい方がいいです。

②排骨年糕(パイグーニエンガオ)
こちらは上海B級グルメの代表で、甘からかく煮込んだスペアリブ(排骨)と、お餅(年糕)を甘辛く炒めた一品。こちらのお店では39元(850円)で、他にも小籠包(35元)や生煎(45元)も売ってます。

③新疆風羊肉串(ヤンロウチュアン)
個人的にぜひ食べてほしいのが羊肉串(ヤンロウチュアン)!クミンや唐辛子でしっかり味付けされた羊肉を香ばしく炭火焼きしたもので、ジューシーなラム肉の旨みがガツンと味わえます。スパイスのピリッとした刺激がクセになる一品です。一串12元(約250円)。

④イカ焼き(鉄板魷魚・ティエバンヨウユー)
鉄板の上で豪快に焼き上げたイカ焼きも、屋台の人気メニュー。香ばしい醤油ダレと中華風スパイスの風味が絡み、プリプリのイカの食感が楽しめます。一串35元(約750元)。

⑤ネギ油混ぜそば(葱油拌面)
コシのある細めの中華麺に、じっくり炒めて甘みを引き出したネギ油と醤油を絡めるだけの超B級グルメ。具材はほとんどなく、主役はあくまでネギの旨み!

⑥ココナッツドリンク&上海ヨーグルト
さっぱりとしたココナッツドリンクや上海ヨーグルトは、こってり味のB級グルメに良く合います。上海では新名物となった老上海瓶入りヨーグルト(1本15元)は、トロッと濃厚で酸味が心地よく、口直しにピッタリ。

田子坊のカフェ&バー
食べ歩きに疲れたら、ほっと一息できるカフェもたくさんあります。
例えば王道のタピオカミルクティーや上質な茶葉を使ったホットティーがある「貢茶」は、階段で2階に上がれば座って休むことができます。

また、アート街道ならではのフォトジェニックなデザートが並ぶカフェや、クラフトビールを提供するバーなど、周っているうちに色々発見があるのが田子坊です!


田子坊での決済方法
こちらも中国の他観光スポットと同じく、「Alipay」を使ったスマホQRコード決済が中心です。国際クレジットカードは使えるお店が限られています。現金はお釣りが出ない可能性もあるので、「Alipay」を必ず使えるようにしてください。
「Alipay」の登録方法や使い方はこちらをご覧ください。
田子坊の行き方
タクシーで行く場合は、以下の住所をドライバーさんに見せてください。
住所:上海市泰康路210弄田子坊
地下鉄で行く場合は、地下鉄9号線の「打浦桥」駅を降り、1号口(泰康路)を出ます。道路を渡って右側に歩くと、2号門と書かれた入口がすぐに見つかりますよ。

地下鉄の路線図や乗り方はこちらの記事が参考になります。