中国・上海で初の完全無人運転タクシー、浦東新区で運行開始
本サイトではアフィリエイト広告を利用しています。

中国・上海で初の完全無人運転タクシー、浦東新区で運行開始

運転席に目をやると、そこには誰もいない。ハンドルだけが静かに、しかし確実な意思を持って回り、車は滑らかに上海の街を走っていく…。

2025年7月、上海市はついに「完全無人タクシー」の商業運営を許可しました。

これまで安全員が同乗する「テスト」だった未来の乗り物が、料金を払って誰でも乗れる本当の「タクシー」として走り始めたのです。

この記事では、そんな未来の移動体験のすべてを徹底レポート!

「どうやって乗るの?」「料金は?」「乗り心地はどうなの?」「安全性は?」といった疑問、実際に起きたトラブルや今後の未来図まで、上海無人タクシーの最前線をお届けします。

中国旅行にはクレカの準備も欠かせません。人気の「エポスカード」は以下の特徴があり、海外旅行好きの方には特にお勧めです。
  • 永年無料
  • 業界最安値の海外利用手数料(1.6%)
  • 海外旅行傷害保険が最高3,000万円(利用付帯)
  • 24時間体制の安心日本語サポート
  • 海外のATMで現地通貨を引き出せる!
  • オンラインでも最短即日発行

公式サイトはこちらからどうぞ!

EPOSカード

何が変わった?上海の無人タクシーが踏み出した「大きな一歩」

2025年7月、上海市は2つの「大きな一歩」を踏み出しました。

まず、上海市の無人タクシーはこれまで「示範応用」という段階にあり、公道をテスト走行することはできても乗客からお金をもらうことはできませんでした。

しかし2025年7月に開催された世界人工知能大会を機に、上海市は小馬智行(Pony.ai)、百度(Baidu)の「萝卜快跑」、赛可智能科技など8社に対し、初の「示範“運営”」許可を発行し、無人タクシーがついにビジネスとして本格的に始動したのです。

また、今回の許可のもう一つの大きな特徴は、ホントに無人の「無人運転」が認められた点です。

これまでに嘉定区などで行われた試験走行では、万一に備えて運転席か助手席にスタッフが座っていました。

しかし7月からはその必要がなくなり、乗客だけを乗せた「真の無人運転」が、ついに公道で認められることに。

上海の無人タクシー:車内の様子

上海の無人タクシー:運営エリアと今後の展開

今回、上海の無人タクシー解禁で最も注目を集めた「ポニー・エーアイ(小馬智行)」は、トヨタも出資する自動運転スタートアップ企業です。

「ポニー・エーアイ」の現時点での運営エリアは、浦東新区の金橋地区と花木地区、世博地区。

将来的には、利用者の需要に応じて乗降地点を増やし、サービスエリアを浦東新区全域(上海タワーなどがある上海の金融センター「陆家嘴」地区を除く)に拡大する予定です。

さらに、奉賢区や閔行区など他の行政区にも展開し、市内に4つあるテスト走行エリアの公道を連結させる計画も明らかにしています。

上海の無人タクシー:料金体系と運営時間

料金は上海の一般タクシーとほぼ同水準に設定されており、以下のような料金体系となります。

  • 初乗り料金 … 3kmまで14元
  • 追加料金 … 3kmを超えた場合、1kmあたり2.7元
  • 長距離割増 … 乗車距離が15kmを超えた場合、1kmあたり3.6元

乗車できる時間帯は、毎週月曜日~金曜日の午前7:30~午後9:30までです。

未来のタクシーに乗ってみよう!上海無人タクシーの乗り方マニュアル

では、実際にどうやって乗るのでしょうか?利用方法は驚くほど簡単です。

ステップ① Wechatのミニプログラムで「小马智行」の専用アプリを開き、出発地と目的地を「指定ポイント」から選んで予約します。

自由な場所で乗降できるわけではないので、注意。

wechatのミニプログラム 1
Wechatの下部メニューからDiscover → Mini Programsをタップ
Wechatのミニプログラム2
Searchバーをタップして、検索バーで「小马智行」を検索すればOK。

「ポニー・エーアイ(小马智行)」でカバーされているのは、浦東新区の金橋地区と花木地区、世博地区のみですが、以下のような主要スポット周辺で乗車体験できます。

  • 浦東新区人民政府
  • ららぽーと上海金橋(LaLaport)
  • 世紀公園(Century Park)
  • 浦東足球場(地下鉄駅)

このほか、人気の商業エリアやランドマーク、主要な地下鉄駅も含まれており、日常生活や観光で利用しやすいルート設計になっているそうです。

上海の無人タクシー

ステップ② 数分後、ドライバーのいないタクシーがやってきます。アプリでドアのロックを解除し、後部座席に乗り込んでシートベルトを装着します(乗客が利用できるのは後部座席のみです)。

ステップ③ 車内のタッチスクリーンで携帯番号の下2桁をタップし、「出発(开始行程)」ボタンを押します。

上海の無人タクシー:ポニーAIの車内

ステップ④ 目的地に着くと音声で案内があります。降車後は車が自動で次の地点へ向かいます。

気になる乗り心地は?

上海の無人タクシーを初体験した人たちのレビューをまとめてみました。

1年前のテスト走行と比較して技術は大きく進歩しており、以前見られた急ブレーキや、人間の補助スタッフによる手動介入が必要となる場面の多くが解消されたようです。

安全を最優先した保守的な判断を取っており、全体的には満足という意見が多く見られました。

車体には、7つのカメラ、4つのレーザーレーダー(LiDAR)、複数のミリ波レーダーが搭載されており、これらが360度の視界を確保し、人間の目や耳では捉えきれない膨大な情報をリアルタイムで処理しているとのこと。

一方、アルゴリズムの判断が難しいケースもまだまだあり、対応に悩む場面もありました。

ポジティブレビュー

  • 赤信号での停止や交差点での判断はかなり自然で、人間の「熟練運転」に近い。
  • 発進や停止時のガクンという衝撃はほとんどなく、実に滑らか。前方の道路が空いていればスムーズに加速し、障害物や歩行者を検知すると穏やかに減速する。
  • バス停から電動バイクが急に飛び出してきた際は、即座にそれを予測し、安全な距離を保ちながらスムーズに回避。
  • 工事中で白線が消えている道では、前の車を追従して「仮想の車線」を生成し、低速で安全に通過。
  • 交差点で信号が際どいタイミングでも、無理な右左折はせず、安全を優先して次の信号を待つという冷静な判断を下した。

ネガティブレビュー

  • 車内でスマホの充電ができない。
  • エアコンの温度調節ができない。
  • 百度の「萝卜快跑」のテストでは、目的地の乗降ポイントがトラックで塞がれていた際に迂回できず、アルゴリズムが判断を停止。最終的に車道の真ん中で停車し、乗客が危険な場所で降りざるを得ないというトラブルもあった。

最後に

無人タクシーは、上海の交通を変えるだけでなく、新しいビジネスや都市づくりのきっかけにもなっています。

次に上海を訪れるとき、もし対応エリアに行けるなら、ぜひ一度体験してみてください。

ちなみに、初めての上海渡航には日本人の接客に慣れているホテルがおススメですよ!

以下の記事を参考にして、快適で安心できる上海出張を計画してみてください。

中国旅行にはクレカの準備も欠かせません。人気の「エポスカード」は以下の特徴があり、海外旅行好きの方には特にお勧めです。
  • 永年無料
  • 業界最安値の海外利用手数料(1.6%)
  • 海外旅行傷害保険が最高3,000万円(利用付帯)
  • 24時間体制の安心日本語サポート
  • 海外のATMで現地通貨を引き出せる!
  • オンラインでも最短即日発行

公式サイトはこちらからどうぞ!

EPOSカード

関連記事